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株式会社昭電

情報化社会を支える重要な設備・機器の運用を正常に保つ昭電の雷害対策製品ラインナップ


オフィスや工場には、情報通信システムやセキュリティシステムなどさまざまなネットワークが
構築され、安全かつ安定的な企業活動の基盤として利用されています。その最大の脅威である雷から
ネットワークの設備や機器を守り、安定的な運用を支えるのが、昭電のSPDです。

本「SPD製品ガイド」は、雷害対策の必要性からSPDの選定方法、さらにSPDのラインナップを
ご紹介するダイジェストガイドです。雷害対策の強化に是非ご活用ください。

このカタログ(SPD製品ガイド)の内容

Page 1:雷害対策製品のご案内2016.10ASGシリーズ新登場!警報接点・故障表示付の通信・信号用SPDハイエンドモデルAGNシリーズGNシリーズ新登場!新JIS(JIS C 5381-11:2014)に対応した電源用SPDADNシリーズPCS、接続箱、集電盤に接続するPV用SPDハイエンドモデルSPD製品ガイド

Page 2:TOPICSオフィスや工場には、情報通信システムやセキュリティシステムなどさまざまなネットワークが構築され、安全かつ安定的な企業活動の基盤として利用されています。その最大の脅威である雷からネットワークの設備や機器を守り、安定的な運用を支えるのが、昭電のSPDです。本「SPD製品ガイド」は、雷害対策の必要性からSPDの選定方法、さらにSPDのラインナップをご紹介するダイジェストガイドです。雷害対策の強化に是非ご活用ください。●雷害対策の基礎知識雷害のしくみ ................................ 2雷害対策の方法............................. 4SPDの選定基準 ............................ 6●雷害対策例のご紹介系統別の雷害対策 .......................... 8設備・機器別の雷害対策 .................. 10●製品紹介電源用SPD................................. 12通信用SPD.................................22一般民需用(サンダーブロッカー).......29外部雷保護システム.......................30関連製品・サービス........................ 31●製品名/型番索引 ......................33●試験設備のご紹介 ......................33●株式会社昭電のご紹介 .................34情報化社会を支える重要な設備・機器の運用を正常に保つ昭電の雷害対策製品ラインナップJIS C 5381-11対応のラインナップを充実を図り、Imax 20kAのミドルエンドモデル「GN-2シリーズ」とImax 10kAのスタンダードモデル「GN-1シリーズ」もご用意しています。AGN-4シリーズは、公称放電電流8/20μs 20kA、最大放電電流8/20μs 40kAに対応したクラスⅡSPDのハイエンドモデルです。インパルス放電電流10/350μs 4kA(AGN-444Aは2.5kA)の性能も有しており、クラスⅠSPDとしても使用可能です。Imax20kAとImax10kAもラインナップした新JIS(JIS C 5381-11:2014)対応電源用SPD、新発売!新JIS(JIS C 5381-11:2014)に対応し、安全遮断技術SITS®を採用した電源用SPD、新発売!詳しい製品情報は、P17をご覧ください詳しい製品情報は、P21をご覧ください詳しい製品情報は、P16をご覧くださいSPD製品ガイドAGN-4シリーズ新JIS対応 電源用SPDGN-2シリーズGN-1シリーズ新JIS対応 電源用SPD近年、雷侵入や電源事故による電源短絡事故が増加しており、最悪火災に至るケースもあります。これらを防止するため、昭電は短絡電流試験装置を導入しました。本装置は、電源に接続する機器(電源用SPD、電源装置、分電盤等)の交流および直流の大電流に対する安全性を評価するための試験装置で、あらゆる製品開発に活用されます。新JIS(JIS C 5381-11:2014)安全性試験実施可能な短絡電流試験装置を導入短絡電流試験装置テクノセンタ

Page 3:近傍へ落ちた雷は、巨大なエネルギーを伴って電源系統や通信系統を伝って建物内部へ侵入し、雷サージとなって通信システムなどの機器やケーブルを破壊します。過電流・過電圧に脆弱な低電圧機器やネットワーク設備の増加に伴って、一般家庭やオフィスから工場、社会インフラまで、さまざまな場所で雷被害が増えています。雷は 大 切な 機 器・設 備を破 壊します!雷被害による支払額・支払件数とも増加傾向 電源線と信号線が接続される機器に被害が多発050100150200250300(件)自動火災報知設備電話停電ブレイカー断防犯警報装置その他テレビパソコン消火設備監視カメラ空調設備エアコン(出展)「重要文化財建造物内部機器の雷害調査」電気設備学会(2013)出典:日本雷保護システム工業会「自然の驚異 雷被害」(2011年発行)ケーブルの雷被害例 PC内部基盤の雷被害例建造物内部の電気・電子機器の被害落雷による損害保険の支払額と被害件数の推移0.00.10.20.30.42000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008落雷に起因した損害保険の支払額(億円)/落雷数(万回)落雷に起因した損害保険の支払件数(1000件)/落雷数(万回)近年増加している雷被害の多くは、近隣の落雷が建造物内部に侵入して機器を破壊するというもの。中でも、自動火災報知設備など、電源線と信号線が接続される電気・電子機器に被害が多発しています。実際の落雷による被害のデータです。落雷による被害件数および損害保険の支払額は年々増加しています。また、気象庁の発表によると、雷に起因する物損などの一次被害および休業損失などの二次的な被害総額を含めると年間2000億円にも達すると言われています。[ 近 年 の雷 被 害について ]

Page 4:雷の発生落雷は雲から地表への放電現象雲の中の電界が変化して電荷が分離し、上方にプラス電荷、下方にマイナス電荷がたまった雲が、「雷雲」となります。この雷雲のマイナス電荷から地表のプラス電荷に向けて放電される現象が「落雷」すなわち雷雲電荷と地表の電荷が中和する現象です。電子機器を破壊するほどの過電圧をもたらす「雷サージ」電子機器が正常に動作するには、適正な電圧条件が必要で、過電圧は機器の破壊や誤動作を引き起こします。過電圧は自然的および人工的なものがあり、中でも最も大きな過電圧を引き起こすのが、落雷を原因とする「雷サージ」です。熱雷熱気界雷寒気暖気渦雷乾いた空気湿った空気大気の気流や気圧の差から雷が発生雷の種類として、真夏の熱い日射が地表面付近の空気を熱し、上昇気流となって発生する「熱雷」、大気の冷気団と暖気団とが接触する境界線に添って発生する「界雷」、低気圧や台風の中心付近などの上昇気流の活発なところに発生する「渦雷」の3種類に大きく分けられます。雷雲と雷雷サージ雷害対策の基礎知識落雷は私たちの生活はもちろんのこと、企業活動にとっても大いなる脅威です。雷被害に備えるためには、その被害の発生原因に応じた対策をとる必要があります。雷が発生するしくみから対策の必要性、そして対策方法までを、長年にわたる雷害対策の経験とノウハウに基づいてご紹介します。雷害のしくみ災害に強い企業環境を作るため、まずは雷害のしくみから学ぼう!101101103105107103105周波数(Hz)電圧︵V︶107109開閉サージノイズ誘導雷サージ直撃雷サージ静電気放電2

Page 5:避雷針だけでは防げない雷の被害! 建物内部に流入する誘導雷・逆流雷への対策が重要落雷による被害を回避するためには、雷撃の種類に応じた対策を講じることが重要です。「直撃雷」には受雷部(避雷針)などから構成される「外部雷保護システム」が、電源線や通信線を伝って侵入してくる「誘導雷」には、対象物を保護するSPDの設置が必要になります。近傍に落ちた雷が配線を通って侵入近傍の落雷により発生した誘導雷は雷サージとなり、電源線や通信回線を通って建物内部へ侵入します。たとえ避雷針を接地している建物でも安全でないのは、誘導雷が侵入してくる可能性があるからなのです。通過する雷サージの過電流・過電圧が機器や配線を破壊建物内部に侵入した雷サージは過電圧・過電流となって、電源線や通信回線に接続された電子機器内部へ侵入します。両方の線につながったパソコンやファックスなどの情報機器は、電源と通信回線との間で電位差が生じて一瞬のうちに破壊されるのです。雷撃の種類雷害のメカニズム直撃雷一般的な落雷で、雷放電による電流の大部分が人体や建築物・樹木などを通過します。人命を奪う、機械設備を破壊する、火災を発生させるなど、甚大な被害を引き起こします。対策建築物やその近隣に雷保護設備(雷保護システムなど)を設置する。受雷設備の接地抵抗値は極力低くする。対策磁気遮蔽する。対象物にSPDを設置する。対策雷撃場所の接地抵抗値を低減する。耐雷トランスやクラスⅠSPDを設置する。逆流雷建造物への雷撃時、接地抵抗が十分低くないと、電源を供給している電源線及び通信線へ雷電流の一部が逆流雷として流出します。山頂負荷供給配電線で被害が多く生じます。誘導雷電源線・通信線やアンテナなどに雷電流からの電磁誘導によって発生する高電圧で、機器の破壊を引き起こします。PCテレビ通信回線電源回線HUBルータ雷サージの抜け道がある場合は機器が破壊される電源線や通信回線を通って雷サージが建物内部へ侵入3

Page 6:雷害対策の基礎知識雷害を防ぐ手法は、建物自体を直撃雷から守る「雷保護システム」と、施設内部に流れた雷サージ(異常電圧・電流)から機器を守る「サージ防護デバイス」に分けられます。どちらも巨大な直撃雷・誘導雷のエネルギーを建物外部へ安全に放出するためのシステムで、総合的に実施することが重要です。雷害対策の方法雷害対策の基本的な考え方を知って、具体的な対策に取り組む!巨大な直撃雷・誘導雷のエネルギーを建物外部へ安全に放出雷サージは配線系統に侵入すると電位差を引き起こし、機器を破壊するため、安全に放出しなければなりません。直撃雷は屋上の避雷針(受雷部)から導線を経由して接地極へ、誘導雷はSPDを設置して接地線へと放出することで、過電圧・過電流による機器の破壊を防ぎます。直撃雷・誘導雷に備え、雷サージを安全に接地へ導く系統を構築直撃雷は屋上の避雷針(受雷部)から、高い耐電圧性能の引き下げ導線を通って、建物内部への影響を避けながら接地へ放出します。また、誘導雷は、引込盤や分電盤など、保護領域の手前に電圧防護レベルに応じたSPDを設置することで、配線や接地間の電位差を抑制します。雷害対策の考え方受雷部引き下げ導線雷サージ電源線接地線各フロア各機器建物全体深埋設接地雷保護システム誘導雷各レベルでSPDが雷サージを接地線へ逃すことで機器を守る外部雷保護システムが雷サージを接地へ導くことで建物内の施設を守る雷サージを地中に放出サージ防護デバイス(SPD)雷害対策のしくみSPDSPDSPD低圧機器主電源引込盤分電盤直撃雷4

Page 7:サージ防護デバイス(SPD)SPDを用いて雷サージの機器への侵入を防護する方法オフィスや家庭など、身の回りに増えた電子機器。これらの機器に、落雷の影響で過電圧・過電流が侵入すると機器やその中のデータが一瞬で破壊されます。雷害から機器等を守るには、対象となる機器と雷サージの侵入ルートに合ったSPDを設置し、雷サージを安全に放流しなければなりません。ここでは、「サンダーブロッカーシリーズ」を例にサージ防護のメカニズムをご紹介します。侵入した雷サージは内部回路を通って放流!サンダーブロッカーを設置すると、電源または通信回線から侵入した雷サージは、サンダーブロッカーの内部を通過し、それぞれの出口となる電源・通信回線へ放出されます。雷の通過経路になりやすい通信機器に安全な「逃げ道」を用意することで、大切な機器とデータを過電圧・過電流から安全に保護します。雷サージ侵入時も電源を切らずにそのまま機器を使用することができ、サンダーブロッカー自体も繰り返し使用できます。電源線雷雷通信線電話会社の保安器電源線サンダーブロッカー雷雷通信線電話会社の保安器雷保護システム雷撃を捕捉し、雷電流を安全に大地へ放流する方法直撃雷による建物の火災や破壊、人体の損傷などの直接的な被害を防ぎ、建物内部での異常な過電圧を防止する。受雷部、引下げ導線および接地システムからなる「外部雷保護システム」と等電位ボンディングや安全離隔距離の確保を含む「内部雷保護システム」とで構成されます。高さ20メートルをこえる建築物には雷保護システムを設置することが法的に義務づけられています※。※ 建築基準法 第33条 避雷設備、建築基準法施行例 第三節 避雷設備 第129条の14 第129条の15。他に危険物には消防法で設置の義務有り。雷保護の方法雷保護設備への雷撃に対する保護角は、建築物の規模・高さ、周辺の地形、建築物・樹木などの有無、雷電流の大きさなどの要因で変化します。例えば、高い建築物に受雷部を設置する際の雷保護方法には「保護角による方法」と「回転球体法」、「メッシュ法」があり、これらを単独あるいは複合して適用しています。直撃雷から建物や人を保護する「外部雷保護システム」と建物内を保護する「内部雷保護システム」により総合的な対策を実現従来国内では、直撃雷の建物への保護としての雷保護設備(雷保護システム)と設備機器の雷保護が別々に構築されていました。瞬間的に巨大なエネルギーを発生する雷への対策としては、両者を総合的に実施することが効果的であり、特に設備機器への保護効果は絶大です。調査・診断から設計、工事、保守まで総合的な雷保護システムを提供雷保護システムの構築には、雷サージの侵入や接地システム間の電位差に備えたシステム設計が重要になります。昭電では、調査・診断から設計、工事、保守まで総合的な雷保護システムを提供いたします。電源線雷雷通信線電話会社の保安器電源線サンダーブロッカー雷雷通信線電話会社の保安器受雷部保護角による方法 回転球体法(前JISによる保護角) (現JIS)受雷部放電距離非保護範囲保護角45°  または60°雷害対策の方法雷害対策のプロセス【立案・設計】診断に基づいて、安全性と効率を考えた雷害対策プランをご提案します。予算は建物状況や実施内容などによって異なります。●対策範囲 ●スケジュール●対策方法 ●対策費用【現状調査と診断】落雷時の被害を抑えるために、施設および設備に対するヒアリングおよび診断を行います。その上で、お客様に最適な雷保護システムおよびSPDのご提案をいたします。●建築物の構造・高さなど ●電気設備●通信回線 ●接地システム ●電子機器への電源供給システム【施工・検証チェック】施工内容が決まると、工程表に基づいて工事を実施します。工事終了後は施工内容全てをチェックし、稼働・運用状況を確認します。●実施工程表の作成●対策基準書(施工要領書、施工方法、施工作業指示図)の作成 ●作業届 ●品質検査 ●数量検査 ●完了報告【保守契約】定期的なメンテナンスで常にシステムの正常な稼働を確認し、細部の変更にも対応します。●メンテナンス●定期チェックSTEP1STEP2STEP3STEP4 運 用チェック 計 画 実 行5

Page 8:雷保護システム関係のJISJISで規定する機器の耐インパルスカテゴリ雷保護領域(LPZ)とSPDJISでは、各雷侵入領域別に雷保護領域(LPZ*1)区分を行っています。その領域と雷エネルギー量に見合う最適なSPDを選定する必要があります。雷保護領域とSPDの選定雷害対策の基礎知識建物内部の電源設備、通信機器を雷サージから防護するためにSPDの設置や等電位ボンディングを構築することが必要です。特にJIS化に伴い、大電流に対応するSPDが必要になりました。雷保護システム関係のJISや保護性能向上に向けた昭電独自の取り組みなどをご紹介します。SPDの選定基準設置対象や関連法規を知って、SPDを適切に導入しよう!Ⅰ(機器内)端末機器→耐インパルスカテゴリ(過電圧カテゴリ)←電源引込口(JIS C 60364-4-44)Ⅳ(引き込み口)Ⅲ(幹線)Ⅱ(負荷)機器内部電力量計電流制限器漏電遮断器引込用電線住宅分電盤配電用遮断器(分岐)コンセントスイッチ屋内配線用電線照明器具電話・FAXパソコンエアコン通信機器必要なインパルス耐電圧機器の例6kV8kV4kV2kV06 644 42.5 2.52.51.51.580.8三相系統 AC400/690V三相系統 AC230/400VAC277/480V単相3線 AC120/240V機器のインパルス耐電圧と雷保護協調を確保低圧電源に接続される機器は、その使用等級を区分するため、機器の過電圧カテゴリ別(機器のインパルス耐電圧性能別)にⅠ∼Ⅳに分類されています。また、その機器のインパルス耐電圧と雷保護協調を取るために適切なSPDの保護レベルを選定する必要があります。JIS番号 制定年 JIS名称JIS Z 9290-1 2014 雷保護−第1部:一般原則JIS Z 9290-3 2014雷保護−第3部:建築物等への物的損傷及び人命の危険JIS Z 9290-4 2009雷保護−第4部:建築物内の電気及び電子システムJIS C 5381-11 2014低圧サージ防護デバイス−第11部:低圧配電システムに接続する低圧サージ防護デバイスの要求性能及び試験方法JIS C 5381-12 2014低圧サージ防護デバイス−第12部:低圧配電システムに接続する低圧サージ防護デバイスの選定及び適用基準JIS C 5381-21 2014低圧サージ防護デバイス−第21部:通信及び信号回線に接続する低圧サージ防護デバイス(SPD)の要求性能及び試験方法JIS C 5381-22 2007通信及び信号回線に接続する低圧サージ防護デバイスの選定及び適用基準JIS A 4201 2003 建築物等の雷保護LPZ 0ALPZ 0B受雷部*1:Lightning Protection ZoneLPZ クラス 雷保護領域(LPZ)とSPDの関係LPZ 2 クラスⅡ, Ⅲ建物の内部(室内)でLPZ 1よりも雷電流が減少される領域電力を分岐する分電盤部にクラス Ⅱ、クラスⅢ のSPDを設置LPZ 1 クラスⅠ,Ⅱ建物の内部で誘導雷、逆流雷による影響が著しい領域主電源引込部にクラスⅠ、クラス Ⅱ のSPDを設置LPZ 0B −建物の外部で受雷部の保護範囲内ただし雷電流による影響が著しい領域LPZ 0A −建物の外部で受雷部の保護範囲外落雷によるサージエネルギーが非常に大きい領域LPZ 1LPZ 2電源線クラスⅠ, Ⅱクラス Ⅱ, Ⅲ接地線主電源引込盤分電盤低圧機器6

Page 9:SPD分離器の重要性直撃雷の波形10/350μsのエネルギー比は8/20μsの20倍従来、国内における雷電流波形は、JECやその他の規格においても8/20μsが主流でしたが、現在JISにおいては直撃雷の電流波形を10/350μsとしています。10/350μsと8/20μsの電流波高値を同じとした場合、そのエネルギーの違いは下図のように面積に置き換えて比較できます。そのエネルギーの比は8/20μsに対して10/350μsは約20倍以上となります。SPD故障時の安全性確認を大幅に強化2014年に制定されたJIS C 5381-11は、JIS C 5381-1に多くの試験を追加し改定され、特にSPD故障時の安全性確認が多項目にわたって強化されました。電源用SPDは多回数の雷電流や最大放電電流を超える雷電流の通電などにより短絡劣化や故障が起こり、火災に繋がる可能性があります。JIS C 5381-11では、このSPDの劣化から短絡故障となる過程を各段階で再現し、「安全に故障することの確認=安全性試験」として規定しています。電流値(%)10050035020時間 (μs)JIS クラスⅠ(10/350μs波形)JEC規格(8/20μs波形)SPDの発火、焼損、さらには火災を招く故障時の短絡電流定格以上の雷サージ電流の通電などで一時的過電圧(TOV)が印加された場合、一般的なクラスⅡSPDは、短絡方向に故障します。この時、SPDを接続している電源幹線からSPDを安全に切り離しができない場合、SPDは発火、焼損し、最悪の場合、火災の原因となります。そのためSPD短絡故障時に安全に電源幹線からSPDを切り離す機構として、SPD内部の熱分離器、または外部の過電流分離器(電流ヒューズ、MCCB等)、どちらかの分離器でSPDを安全に電源幹線から切り離すことが最新JISで求められています。また、電流ヒューズ形についてはJEITA(電子情報技術産業協会)で規格が制定されました。■新JISで強化された主な要求事項指定するSPD分離器SPD分離器はSPDが短絡故障した際に短絡電流を遮断し、SPDを電源幹線から分離するための過電流分離器で、製造業者指定のSPD分離器を接続して各種安全試験を実施します。お客様環境においても必ず当社指定のSPD分離器を接続してご使用下さい。熱安定性SPDが劣化し漏れ電流が徐々に増加した時に、素子の発熱を素早く検知し、SPDを安全な状態で電源から分離できることを確認する試験です。短絡電流耐量試験SPDが短絡故障した時に、電源からSPDが安全に分離できることを確認する試験です。短絡電流経路における指定SPD分離器との保護協調も確認します。低圧システム側の故障による一時的過電圧(TOV)低圧システム側の故障による一時的過電圧を2時間印加します。低圧システム側の故障による一時的過電圧は、低圧回路の地絡事故や短絡などで、比較的容易に生じるため、SPDが、この一時的過電圧に耐えるかを確認します。高圧システム側の故障による一時的過電圧(TOV)SPDに指定する分離器を接続し、基準試験電圧UREFを印加し、この状態で、高圧システム側の故障による一時的過電圧を1秒間印加します。SPDは故障しても良く、試験は「耐える」または「安全に故障する」ことを確認します。一時的過電圧(TOV)SPDの故障原因の1つである電源電圧の一時的上昇に対するSPDの挙動を確認する試験です。電源電圧の一時的な上昇は一時的過電圧(TOV:temporary overvoltage)と呼ばれ、このTOV電圧は各国の電源システムにより異なります。次のIEC改訂では、日本のTOV電圧を追記することとなっています。AC用SPDの故障モードを模擬する試験劣化/短絡故障したSPDに電源の短絡電流が通電される状態を模擬し、SPDが安全に故障することを確認する試験です。SPDに内蔵する電圧制限素子を劣化/短絡故障させた後に短絡電流を流して実際のSPDの故障状態を確認します。Z1 : 前処理のための発生器の推定短絡回路電流を調整するためのインピーダンスZ2 : UREF の推定短絡回路電流を調整するためのインピーダンスSW1 : SPDに前処理のストレスを印加するための機械的又は静止形スイッチSW2 : 前処理したDUTに基準試験電圧を印加するための機械的又は静止形スイッチDUT : 供試品(SPD+分離器、適用する場合)t1=0t3≧t2≧(5 秒+0%)t2≦t3<(5 秒+5%)t4=5 分+5%、又は電流遮断後 0.5 秒間以上0SW1 SW2Z1 Z2∼UREF∼前処理電圧 DUTSW1SW2t1 t2 t3 t4 時間(秒又は分)閉開閉開SPDの故障モードを模擬する試験の試験回路とタイミングSPD SPD分離器最新JIS「JIS C 5381-11」SPD単体SPD単体SPD単体SPD+分離器SPD+分離器SPD+分離器短絡電流、延焼破損・火災安全に保護過電流による素子故障過電流による素子故障SPDが焼損保護対象機器保護対象機器安全に遮断電源幹線から切り離し7

Page 10:雷害対策例のご紹介パワーコンディショナー低圧配電盤接続箱避雷針日射計PVパネル分電盤SPD盤SPD盤PC火災報知器電話機表示装置情報処理システム通信用サンダーブロッカー電源用サンダーブロッカー系統別の雷害対策電源・通信・PVの系統ごとに適切な対策が必要オフィスビルを始めとする建物には、電源系統や通信系統などのネットワークが広がり、系統別に適切な雷害対策が必要です。ここでは、落雷被害からの保護領域を系統別にご紹介するとともに、昭電の主な製品についてご紹介します。OA機器の雷害対策サンダーブロッカーをPCに接続するだけでJIS準拠の保護性能が得られます。P29▼8

Page 11:中核事業が早期復旧操業度︵製品供給量など︶時間0%100%事前目標許容限界目標許容限界事後(初動対応 & BCP 対応)廃業事業縮小緊急事態 BCP導入済許容される期間内に操業度を復旧許容限界以上のレベルで事業を継続目標と現状の復旧時間乖離BCPの目的と効果のイメージ〈参考〉内閣府「事業継続ガイドライン」、中小企業庁「中小企業BCP策定運用指針」直撃雷の雷害対策落雷の危険性が高い施設を直撃雷から保護します。昭電では、落雷観測データを送信できるシステムを構築できます。P26▼PVシステムの雷害対策PCS・接続箱のDC系統用SPD太陽光発電システムの直流(DC)系 統は、PV 用SPDで保 護します。昭電では、直流高電圧・短絡電流に対する分離機構(SITS®)を内蔵したSPDを提供しています。P16▼電源系統の雷害対策各種機器の低圧電源用SPD電源設備や通信機器の低圧電源(AC)系統は電源用SPDで保護します。昭電では、JIS C5381-11に対応するクラスⅠ、クラスⅡのSPDをご用意しています。  P16▼通信系統の雷害対策信号・通信など通信系統用SPD電話、制御、計装、同軸などの信号・通信系統は、通信用SPDで保護します。昭電では、JISC5381-21に対応する直撃雷・誘導雷対策用SPDをご用意しています。  P22▼外部雷保護システム分電盤への電源用SPD設置SPD盤への通信用SPD設置自社から取引先、業界全体へ広がる影響経済や社会システムの複雑化・高度化により、一つの企業の製品やサービスの供給停止が社会経済に与える影響は、ますます大きくなっています。人的被害や建物・設備など資産への対策だけでなく、基幹的業務が中断しないこと、中断しても可能な限り短い期間で再開することが顧客から望まれるのです。機器破壊のみならずシステム停止に波及も電子部品を多く搭載したサーバやパソコン、周辺機器などのシステム構成機器が破壊されると、ハードウェアの被害のみならず、データの喪失やシステムの停止など、事業継続に関わる事態にも繋がりかねません。BCPの必要性落雷による被害の範囲PV用接続箱破壊破壊 破壊情報通信機器・各種配線・データ停電事業継続に関わる重大な損害火災 システムダウン落 雷9

Page 12:雷害対策例のご紹介電話回線・PBXの雷害対策長いケーブルが集中するMDFや分電盤に雷被害リスクが高い傾向●信号ケーブルとMDFの間を信号用SPDで保護●分電盤の電源部分を電源用SPDで保護PVシステムの雷害対策雷被害が急増する中、パワーコンディショナーなどへの対策が急務●PV用SPDによりパワーコンディショナーなどの直流系統を保護●交流電源系統に電源用SPDを設置して交流系統を保護●万全な接地と適切なSPDで太陽光発電システムを保護構内放送システムの雷害対策屋外配線や制御盤などに雷リスクが集中●屋外機器を信号用SPDで保護●分電盤を電源用SPDで保護●スピーカー用ケーブルを信号用SPDで保護設備・機器別の雷害対策事業所の雷被害多発ポイントをSPDで保護電話回線や監視カメラシステム、火災報知システム等、雷被害を受けやすいシステムの共通点に、長いケーブルが制御盤に集中している点があります。ケーブルと制御盤の間に用途に適したSPDを設置し、システムを雷被害から保護します。■ネットワークカメラシステムの接地ネットワークカメラSPR-TB-CAT5e(LM-PC5E)電源ケーブルネットワークカメラSPR-TB-P-A1サージカウンタ P29▲  P29▲ スイッチングHUB■構内放送システムの構成例電源ケーブル接地分電盤放送用アンプ別棟管理室スピーカ接地スピーカASG-Z、SG-ZASG-Z、SG-Zサージカウンタサージカウンタ P23▲  P26▲ スピーカー用ケーブルAGN-4 P16▲ ■電話回線・PBXの構成例通信ケーブル電源ケーブル接地MDF分電盤 PBX電話会社別棟UCP外線内線サージカウンタ P27▲ AGN-4 P16▲ 接続箱AC線PVアレイLPSDC線PCS■PVシステムの構成例SPD分離器ADN、DN※※ADN P18▼DN P18▼~ーSPD分離器SPD分離器ボンディング用バーAGN-4P16▼10

Page 13:ネットワークカメラシステムの雷害対策精密電子機器や長距離のLANケーブルに雷リスクが集中●LAN部分に通信用SPDを設置してカメラを保護●スイッチングHUBに電源用SPDを設置してシステムを保護入退室管理システムの雷害対策長いケーブルが防犯盤(制御盤)に集中し、雷被害リスクが高い傾向●信号ケーブルと防犯盤(制御盤)の間を信号用SPDで保護●防犯盤(制御盤)の電源部分を電源用SPDで保護●万全な接地と適切なSPDで入退室管理システムを保護火災報知システムの雷害対策信号ケーブルや電源ケーブルが集中する中継器盤にリスクも集中●通信部分に信号用SPDを設置して中継器を保護●電源部分に電源用SPDを設置して受信機を保護●万全な接地と適切なSPDで火災報知システムを保護構成例別棟接地サージカウンタ接地SPR-TB-CAT5e(LM-PC5E)サージカウンタLAN(PoE)SPR-TB-P-A1電源ケーブルネットワークカメラSPR-TB-CAT5e(LM-PC5E)スイッチングHUBLAN(PoE)SPR-TB-CAT5e(LM-PC5E) P29▲ ■OA機器の構成例LANラックHUB100BASE-TケーブルホストサーバUPSWAN/INTRANETPC PCSPR-TB-P-A1SPR-TB-P-A1SPR-TB-P-A1 SPR-TB-P-A1SPR-TB-CAT5e(LM-PC5E)SPR-TB-CAT5e(LM-PC5E)SPR-TB-CAT5e(LM-PC5E)SPR-TB-PT2-A1OA-64 P29▲  P29▲  P29▲  P29▲ ■火災報知システムの構成例ASG-RS、SG-RSASG-RS、SG-RSASG-RS、SG-RS防災用信号ケーブル電源ケーブル接地受信機中継器接地ガスセンサ火災センサ非常ベル監 視 室ASG-RS、SG-RSASG-RS、SG-RSASG-RS、SG-RSAGN-4サージカウンタサージカウンタ P23▲   P26▲  P16▲ ■入退室管理システムの構成例信号ケーブル入退室管理装置電源ケーブル接地ASG-Z、SG-Z監 視 室 防犯盤ASG-Z、SG-ZASG-Z、SG-ZAGN-4サージカウンタ P23▲   P26▲  P16▲ OA機器の雷害対策電源ケーブル、LANケーブルが入り乱れるPC周辺は雷被害リスクが集中●電源部分に電源用サンダーブロッカーに設置してPCを保護●LAN部分に通信用サンダーブロッカーを設置してPCを保護●分電盤を電源用サンダーブロッカーで保護11

Page 14:電源用SPD重要な電源設備等を保護するJIS対応の大電流タイプ雷サージは通信線だけでなく配電線からも侵入してきます。電源を通して侵入する雷からあらゆる電源設備を守るため、電源用SPDや耐雷トランス(電源用保安装置)によって確実な雷害対策を実現しています。AGN-4シリーズ P16FLT 100 N/PE-1.5、F-MS12、ESシリーズ P19FLT-CPシリーズ P20FLT-SECシリーズ P20AGN-2シリーズ P16GN-2シリーズ P17GN-1シリーズ P17ADNシリーズ P18DNシリーズ P18EN 50539-11対応でImax40kAのハイエンドモデルImax40kAの高耐量、長寿命を有したPV用クラスⅡSPDです。クラスⅠ(Iimp 4kA/2.5kA)にも対応しています。またSIT、SITS等の最新の安全技術を搭載しています。EN 50539-11対応でImax10kAのスタンダードモデルSIT 、SITS等の最新の安全技術を搭載しつつ、 コストパフォーマンスを向上させたImax10kAのPV用クラスⅡSPDです。PV用(直流電源用)AC用クラスⅡSPD接地間に最適なSPDIimp100kAのクラスⅠSPD 、Imax40kAのクラスⅡSPD 、シールド線や、SG(シグナルグランド)とFG(フレームグランド)間に接続するSPDをラインナップしています。接地間用AC用クラスⅠSPDJIS C 5381-11対応でImax40kAのハイエンドモデルImax40kAの高耐量、長寿命を有したクラスⅡSPDです。クラスⅠ(Iimp 4kA/2.5kA)にも対応しています。またSIT 、SITS等の最新の安全技術を搭載しています。JIS C 5381-11対応でSPD分離器を内蔵したハイエンドモデルSPD分離器(ヒューズ)を内蔵したImax20kAのクラスⅡSPDです。回路の短絡電流が10kA以下の場合、外部SPD分離器は不要です。JIS C 5381-11対応でImax20kAのミドルエンドモデルコストパフォーマンスと必要なサージ耐量を両立したクラスⅡSPDです。JIS C 5381-11対応でImax10kAのスタンダードモデルコストパフォーマンスの高いスタンダードタイプのクラスⅡSPDです。クラスⅠとクラスⅡを一体化した高性能SPDL-N間Iimp 25kA 、N-E間Iimp 100kA の高 耐 量クラスⅠSPDです。クラスⅠの1極形SPDL-N間Iimp 25kA/50kA 、N-E間Iimp 100kAの高耐量の1極形クラスⅠSPDです。JIS C 5381-11JIS C 5381-11の要求事項を満足する製品。EN 50539-11EN 50539-11の要求事項を満足する製品。クラスⅠJIS C 5381-11のクラスⅠ試験を満足する製品。数値はIimp(10/350μs)の値。クラスⅡJIS C 5381-11のクラスⅡ試験を満足する製品。数値はImax(8/20μs)の値。SIT、SITS®安全遮断技術「SIT」、「SITS®」対応品。SPD分離器内蔵SPD分離器をSPD内部に実装した製品。プラグインSPDプラグとベースで構成する製品。故障表示故障表示を有した製品。電気式と機械式をラインナップ。警報接点故障時に外部に警報を出力可能。RoHSRoHS指令対象物質が規制値以下(RoHS除外項目を除く)の製品。CECEマーキング品。ULUL認証品。機能マークについて12

Page 15:主電源引込盤機械室サーバルーム太陽光発電システム通信用シェルタ無線鉄塔局オフィスビル分電盤電源用SPDPV用電源用 クラスⅠ クラスⅡ耐雷トランス接地間用電源用 クラスⅠ電源用 クラスⅡ●電源用SPDの設置対象例新JISよりも高い安全性を実現した安全遮断技術「SITS®」■SITSPD故障時にSPD単体で遮断できる短絡電流を明確にする技術SITとは、SPDに内蔵する熱分離器の遮断性能を示し、Safety Interrupting Technology(安全遮断技術)の略です。通常の熱分離器は漏れ電流増加時の発熱で分離するため、短絡電流に対する遮断性能を明記できません。しかし、昭電では熱分離器の短絡電流遮断を可能とするSITにより、SPD故障時にSPD単体で遮断できる短絡電流を明確にすることを可能にしました。この技術を活かして、次に解説する安全遮断技術システム「SITS®」を実現しています。■SITS®全領域において短絡電流遮断を可能にする安全遮断技術システムSITS®とは、JEITA RC-4502の付属書Fに規定するSPDとSPD分離器(ヒューズ)との動作協調を示し、Safety Interrupting Technology System(安全遮断技術システム)の略です。SPD故障時の短絡電流遮断において、SPD単体で遮断できる領域と、指定するSPD分離器により遮断できる領域を明確にするとともに、この2つの領域が重なるように設計することで、SPD故障時の短絡電流を0Aから回路の最大短絡電流まで、全領域において短絡電流遮断を可能にする、画期的な安全遮断技術システムです。※SITSは昭電の登録商標です。SPDとSPD分離器の協調による短絡電流遮断技術向上への取り組み許容量を超える過電流によりSPDが短絡故障したところへ再び過電流が通電し、設備火災に至るケースが発生しています。こうした短絡SPDに起因する事故を回避するため、最新JIS(JIS C 5381-11)では、規定の短絡電流においてSPDが 安全に故障することを確認する試験などが大幅に追加されました。昭電は、独自の安全遮断技術である「SIT」および「SITS®」により、新JISにおける要求事項だけでなく、全領域における短絡電流遮断を実現しました。JIS 5381-1(旧JIS)JIS 5381-11(新JIS)SPD短絡故障時の短絡電流推定短絡電流1000A500A100A150A漏れ電流SITS®(Safety Interruping Technology System)SPD単体の遮断電流およびSPD分離器の遮断電流の確認無しSPD単体で漏れ電流領域、およびSPDとSPD分離器を接続した状態で、100A、500A、1000A、推定短絡電流を通電するSPD分離器の遮断性能を明記することで、SPDとの動作協調を実現し、全領域における短絡電流遮断を実現SPDSPD分離器全領域OK非保護領域保護領域保護領域SPD短絡故障時の短絡電流推定短絡電流1000A500A100A漏れ電流保護領域SPD短絡故障時の短絡電流SPDSPD分離器SPDSPD分離器保護領域短絡電流遮断性能の比較(AC用SPDの場合)13

Page 16:電源用SPD電源用SPD 選定早見表分類 適用規格 形状 品名 掲載ページ●仕様適用回路タイプ 試験クラス1極タイプ多極タイプクラスⅠ クラスⅡAC用 クラスⅡ※2JIS C 5381-11AGN-4シリーズ NEW ●P16AC100VAC200VAC400Vー ● ● ●AGN-2シリーズ NEW ●P16AC100VAC200Vー ● ー ●GN-2シリーズ NEW ●P17AC100VAC200Vー ● ー ●GN-1シリーズ NEW ●P17AC100VAC200VAC400Vー ● ー ●PV用 クラスⅡ※2EN 50539-11※1ADNシリーズ ●P18DC600VDC750VDC1000Vー ● ● ●DNシリーズ ●P18DC600VDC750VDC1000Vー ● ー ●AC用 クラスⅠJIS C 5381-11CE/ULFLT-CPシリーズ ●P20AC100VAC200VAC400V(Y結線)ー ● ● ●FLT-SECシリーズIimp 25kA NEW●P20AC100VAC200VAC400V(Y結線)● ー ● ーFLT-SECシリーズIimp 50kA NEW●P20AC100VAC200V● ー ● ー●:対応(有り)を示します。 ○:有り/無し選択可能です。  ※1:PV用SPDの規格は現在IECでEN 50539-11をベースに審議中であり、現在、PV用SPDで唯一の公な規格です。  電源用SPDの安全性に関する主な規格・基準等■EN規格「EN 50539-11」太陽光発電の直流高電圧に関する唯一の公的規格太陽光発電の直流側で使用されるSPDについて性能と試験方法を定めているのがEN 50539-11規格です。直流電源によるPV用SPDの故障モード試験などの要求があります。現在、IECにおいてEN 50539-11をベースにPV用SPDの規格を審議中です(2016年時点)。■新JIS「JIS C 5381-11」SPD故障時の安全性確認を大幅に強化2014年に制定されたJIS C 5381-11は、JIS C 5381-1に多くの試験を追加し改定され、特にSPD故障時の安全性確認が多項目にわたって強化されました。SPDの劣化から短絡故障となる過程を各段階で再現し、「安全に故障することの確認=安全性試験」として規定しています。【詳細はP7をご覧ください】PV用SPDの故障モードを模擬する試験EN 50539-11で行われるこの試験は短絡電流10Aと推定短絡電流の2つの電流で試験します。昭電では、SITおよびSITS®により、SPD短絡故障時の電流を0A∼回路の最大短絡電流まで全領域で短絡保護することが可能です。SW1Z1直流電源電圧UREFSPDZ1 : 電源の短絡電流を調整するためのインピーダンスSW1 : SPDに試験基準電圧を印加するための機械的スイッチMOV MOVMOV(E)(+) (−)MOVMOV(E)(+) (−)MOVがY接続されたSPD線間へのUREFを印加時に、SPDが動作し、短絡電流が流れるように、1つのMOVを短絡してバリスタ電圧が50%まで低下した状態を模擬した試験サンプル14

Page 17:電源用SPD主な仕様、回路方式 機構、構造、方式 その他インパルス放電電流Iimp(10/350μs)L-E間公称放電電流In(8/20μs)L-E間SPD単体で遮断できる電流(SIT)全領域遮断(SITS)SPD分離器内蔵接地間に電圧スイッチング形SPDを実装プラグイン故障表示 警報接点RoHS UL CE電気式 機械式 電気式 機械式4kA/2.5kA 20kA AC440V150A● ー ● ● ー ● ー ○ ● ー ーー 10kA ー ー ● ● ● ● ー ● ー ● ー ーー 10kA ー ー ー ● ー ● ー ○ ー ● ー ーー 5kA ー ー ー ● ー ● ー ○ ー ● ー ー4kA/2.5kA 20kA DC1000V100A● ー ー ● ー ● ー ○ ● ー ーー 5kA DC1000V50A● ー ー ● ー ● ー ー ● ー ー25kA 25kA ー ー ー ● ● ー ● ー ● ● ● ●25kA 25kA ー ー ー ● ● ー ● ー ● ● ● ●50kA 50kA ー ー ー ● ● ー ● ー ● ● ● ●※2:AGN-4、APN-4、ADNはクラスⅠにも対応しています。■建築設備設計基準(平成27年版)SPD分離器や分離器の使用基準を明確化平成27年版において、SPD分離器の記載が大きく変わりました。SPD分離器は、SPDとの過電流協調が難しい配線用遮断器を使用する必要がなくなり、SPD製造業者の指定するSPD分離器を使用することになりました。また、当社の分離器内蔵AGN-2シリーズは分離器無しでの使用が明確に認められました。■公共建築工事標準仕様書(平成28年版)低圧用SPDの要求仕様にJIS C 5381-11が記載28年版への変更で、低圧用SPDの要求仕様にJIS C 5381-11が記載されました。このため、公共設備にはJIS C 5381-11対応品が必要になります。また、コストパフォーマンスの高いGN-2、GN-1シリーズおよびDNシリーズはすべて公共設備に使用可能です。■社団法人公共建築協会評価書品質や性能の基準を満たしている製品に交付される評価書社団法人公共建築協会が建築材料・設備機材の品質や性能等を評価し、その基準を満たしているものに交付されます。交付後は国土交通省へ報告されるほか、同協会が発行する公共建築工事標準仕様書等にも紹介されます。評価の結果1. 国土交通省大臣官房官庁営繕部監修「公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)」に適合する品質・性能が確保されている2. 適切な品質管理・製造管理が行われている3. 納入体制が整備されている4.アフターサービス体制が整備されている15

Page 18:電源用SPDシリーズ AGN-4シリーズ NEW AGN-2シリーズ NEW外観特長 新JIS対応でSITとSITS®を採用した Imax40kAハイエンドモデル 新JIS対応で分離器内蔵のハイエンドモデル概要公称放電電流8/20μs 20kA、最大放電電流8/20μs 40kAに対応したクラスⅡSPDのハイエンドモデルです。クラスⅠSPDとしても使用可能です。電気式SPD分離器(ヒューズ)を内蔵し、最大放電電流8/20μs 20kAに対応しています。形式SPD単体警報接点有り AGN-421SA AGN-422SA AGN-423SA AGN-444SA AGN-222DA AGN-223DA警報接点無し AGN-421S AGN-422S AGN-423S AGN-444S − −SPDとSPD分離器のセット形式警報接点有り AGN-421SA-F AGN-422SA-F AGN-423SA-F − − −警報接点無し AGN-421S-F AGN-422S-F AGN-423S-F − − −試験規格 JIS C 5381-11 JIS C 5381-11試験クラス クラスⅠ クラスⅡ クラスⅡ適用回路 単相3線 中性線接地 100V/200V − ● ●※2 − − ●単相2線 1線接地 100V ● ●※2 − − ● −単相2線 1線接地 200V ● ●※2 − − ● −単相2線 中性点接地 200V − ● − − ● −三相3線 Δ結線 1線接地 200V − ● ●※2 − − ●三相4線 Y結線 中性点接地 100V/173V − − ● − − ●三相3線 Y結線 中性点接地 415V − − ● − −三相4線 Y結線 中性点接地 240V/415V − − − ● − −防護モード※3L-E、 L-N、 N∼E L-L、 L-E最大連続使用電圧 Uc※4AC280V AC460V AC280Vインパルス放電電流 Iimp10/350μsL-E間 4kA 2.5kA −N-E間 12.5kA −公称放電電流 In8/20μsL-E間 20kA 10kAL-L間 − 5kAL-N間 20kA −N-E間 30kA −最大放電電流 Imax8/20μsL-E間 40kA 20kAL-L間 − 10kAL-N間 40kA −N-E間 40kA −電圧防護レベル UpL-E間 1.5kV 2.4kV 1.5kVL-L間 − 1.4kVL-N間 1.4kV 2.2kV −N-E間 1.5kV 1.5kV −SPD分離器※6外部 内蔵(AC220V 80kA)低圧側のTOV 耐える 耐える対地間の電圧スイッチング素子(GDT) 有り 有り構造 プラグイン プラグイン故障表示 正常時:緑 故障時:黒 正常時:LED(緑)点灯 停電/故障時:LED消灯警報接点 機械式 電気式指定するSPD分離器ヒューズ/ホルダ FDS-20kA-NB(φ14x51mm)/485201 栓形ヒューズ(BLA060、Pa60、AFa60) 不要必要な数量 1セット 2セット 3セット 3セット 2セット 3セット定格短絡電流 ISCCR※7AC220V 80kA※5AC440V 100kA※5SPD単体でAC220V 80kA接続端子 M5ネジ端子(M5用圧着端子を使用して接続) M5ネジ端子(M5用圧着端子を使用して接続)適用電線 3.5mm2 ∼14mm23.5mm2 ∼14mm2推奨電線 ライン側3.5または5.5mm2 接地側5.5または8mm2 ライン側3.5mm2 接地側5.5mm2温度・湿度 動作温度および保存温度:-40℃∼ 70℃ 相対湿度:95%以下取付方法 レール取付(35mm幅) または 取付金具(オプション)による直接取付取付箇所 屋内または盤内 屋内または盤内外形寸法 mm警報接点有り 54 × 95 × 93.2 50 × 110.5 × 92.7警報接点無し 54 × 110.5 × 93.2 −JIS C 5381-11対応のハイエンドモデルSPDAGN-4シリーズは、公称放電電流8/20μs20kA、最大放電電流8/20μs 40kAに対応したクラスⅡSPDのハイエンドモデルです。フロアの分電盤内等で使用します。クラスⅡSPD[新JIS対応]電源用SPD AC用16

Page 19:電源用SPDGN-2シリーズ NEW GN-1シリーズ NEW新JIS対応Imax20kAのミドルエンドモデル 新JIS対応Imax10kAのスタンダードモデル最大放電電流8/20μs 20kAでコストパフォーマンスと必要なサージ耐量を両立。最大放電電流8/20μs 10kAに対応したコストパフォーマンスの高いクラスⅡSPDのスタンダードモデルです。GN-222A GN-223A GN-122A※1GN-123A※1GN-144A※1GN-222※1GN-223※1GN-122 GN-123 GN-144GN-222A-F GN-223A-F GN-122A-F※1GN-123A-F※1−GN-222-F※1GN-223-F※1GN-122-F GN-123-F −JIS C 5381-11クラスⅡ クラスⅡ− ● − ● −● − ● − −● − ● − −● − ● − −− ● − ● −− ● − ● −− − − − ●− − − − ●L-L、 L-E L-L、 L-EAC280V AC280V AC460V− −− −10kA 5kA5kA 5kA− − 5kA− − 10kA20kA 10kA10kA 10kA− − 10kA− − 20kA1.5kV 1.5kV 2.5kV1.4kV 1.4kV 2.2kV− − 2.2kV− − 1.5kV外部 外部耐える 耐える有り 有り一体形 一体形正常時:LED(緑)点灯 停電/故障時:LED消灯電気式KLA2 30A(φ10x38mm)/485101 KLA2 20A(φ10x38mm)/485101 栓形ヒューズ(AFa30X)2セット 3セット 2セット 3セット 3セットAC220V 80kA※5AC220V 80kA※5AC440V 100kA※5M5ネジ端子(M5用圧着端子を使用して接続)3.5mm2 ∼14mm2ライン側3.5mm2 接地側5.5mm2動作温度および保存温度:-40℃∼ 70℃ 相対湿度:95%以下レール取付(35mm幅) または 取付金具(オプション)による直接取付屋内または盤内50 × 95 × 60 50 × 95 × 6050 × 110.5 × 60 50 × 110.5 × 60※1:受注生産※2:接地相(N相)が不明な場合に適用します。※3:ラインはL、接地相はN、接地はEと表記します。※4:AGN-4シリーズはL-E間およびL-N間、AGN-2、GN-2、GN-1シリーズはL-E間およびL-L間とします。※5:指定するSPD分離器接続時※6:SPD故障時にSPD又はSPDの一部を、電源系統から切り離すためのデバイス※7:指定のSPD分離器を連結したSPDに規定する電源系統の最大推定短絡電流ヒューズFDS-20kA-NBホルダ485201型番の見方AGN-4シリーズAGN-5-6 4:Imax40kA 2:100/200V用 4:400V用 1S:1線+N相用 2S:2線+N相用3S:3線+N相用 4S:3線+N相用5 A:警報有り  無し:警報無し6 F:SPD分離器(ヒューズ)とのセット形式を示すAGN-2シリーズAGN-5 2:Imax20kA 2:100/200V用 2:2線用 3:3線用 D:分離器内蔵5 A:警報有り 無し:警報無しGN-1シリーズ/GN-2シリーズGN--5 2:Imax20kA  1:Imax10kA 2:100/200V用 4:400V用 2:2線用  3:3線用4:3線または3線+N相用 A:警報有り  無し:警報無し5 F:SPD分離器(ヒューズ)とのセット形式を示すSPDとセットとなるSPD分離器および数量シリーズ AGN-4シリーズ GN-2シリーズ GN-1シリーズSPD分離器とセット形式警報接点有り AGN-421SA-F AGN-422SA-F AGN-423SA-F GN-222A-F GN-223A-F GN-122A-F※1GN-123A-F※1警報接点無し AGN-421S-F AGN-422S-F AGN-423S-F GN-222-F※1GN-223-F※1GN-122-F GN-123-Fヒューズ FDS-20kA-NB(φ14x51mm) KLA2 30A(φ10x38mm) KLA2 20A(φ10x38mm)ホルダ 485201 485101 485101内訳1セット 2セット 3セット 2セット 3セット 2セット 3セットヒューズ 1本ホルダ 1個ヒューズ 2本ホルダ 2個ヒューズ 3本ホルダ 3個ヒューズ 2本ホルダ 2個ヒューズ 3本ホルダ 3個ヒューズ 2本ホルダ 2個ヒューズ 3本ホルダ 3個17

Page 20:電源用SPDシリーズ ADNシリーズ DNシリーズ外観特長 EN 50539-11対応PV用SPDのハイエンドモデル EN 50539-11対応PV用SPDののスタンダードモデル概要安全遮断技術「SIT」と「SITS®」を採用し、公称放電電流8/20μs20kA、最大放電電流8/20μs 40kAに対応したPV用SPDのハイエンドモデルです。回路の短絡電流が100A以下のPVシステムに使用される場合、SPD分離器無しでご使用できます。安全遮断技術「SIT」と「SITS®」を採用し、公称放電電流8/20μs5kA、最大放電電流8/20μs 10kAに対応したPV用SPDです。回路の短絡電流が50A以下のPVシステムに使用される場合、SPD分離器無しでご使用できます。

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